イラン代表は、このイラン対ニュージーランド戦でも「堅くてタフ、守備が抜群に整ったチーム」というイメージそのままに臨みます。コンパクトなブロック、間延びしないライン、そして鋭いカウンター。まさにそれがカタールW杯2022でウェールズを撃破し、あと一歩でベスト16に届きかけたときの持ち味です。一方のニュージーランド代表、オール・ホワイツは、伝統的にフィジカルとダイレクトな攻撃、空中戦を武器にしてきたチーム。オセアニアで長く主導権を握り、W杯プレーオフの常連になっているスタイルです。
W杯本大会での直接対戦は多くありませんが、SoFiスタジアムで行われるこの一戦では、組織力で勝負するイランと、ハイインテンシティでぶつかるニュージーランドが真っ向から激突します。グループステージで「生き残れるのは2カ国だけ」の中、ロサンゼルスでの一つのミスが、そのまま敗退に直結する可能性も。屋根付きのSoFiで、巨大なセンタービジョンと反響する大歓声に包まれながら迎えるセットプレーの度に、スタジアム全体が本物の緊張感に飲み込まれます。
イラン代表は今やW杯の常連国。直近のサイクルでも予選を安定して勝ち抜き、カタール2022本大会でもハイレベルな試合を披露しました。その中心にいるのが、欧州の強豪リーグで結果を出しているストライカー、メフディ・タレミ、サルダル・アズムン、アリレザ・ジャハンバフシュといった面々です。ニュージーランド代表はカタール大会には出場していないものの、W杯本大会出場2回(1982年・2010年)に加え、OFCネイションズカップでタイトルを重ねてきた強豪。エースストライカーでありロッカールームの精神的支柱でもあるクリス・ウッドがチームを牽引します。
タレミか、ウッドか――どちらかの一発が、勝ち残るチームを決めてしまうかもしれません。こういう試合こそ、後で「大会名場面集」に必ず登場する一戦。録画やハイライトではなく、スタンドから“その瞬間”を体感したくなるゲームです。
SoFiスタジアムは約7万人収容で拡張も可能。スタンド全体を覆う半透明の屋根と、ピッチにぐっと近いモダンな設計が特徴で、まるで欧州の最新スタジアムにいるかのような感覚を味わえます。低層のサイドスタンドは戦術的な動きを「まるでチャンピオンズリーグの夜」のように細かく追える特等席。ゴール裏にはサポーターの熱気が集まり、上層のリング状スタンドからは、両チームの陣形が一望できるクリアなパノラマが広がります。
2026年ワールドカップグループステージの公式チケット価格帯は、もっとも手頃なカテゴリーで60ドル前後、上位カテゴリーでは230ドル前後が目安。おおよその換算では55〜210€ほどで、対戦カードやカテゴリー、スタジアム内の座席位置によって価格が変動します。