11月のマドリードでやるべき10のこと

11月にマドリードを訪れるなら、スペインの首都の文化的な素晴らしさを示すフェスティバル、展示会、コンサート、フェアが盛りだくさんの月です。

11月は、魔法に満ちた年末シーズンを迎え、マドリードで楽しめるたくさんの見どころやアクティビティがあります。ぜひチェックしてみてください！

11月9日は、マドリードの守護聖人であるアルムデナ聖母の日であり、大聖堂は、カトリックの儀式や、サール通り、ポスタス通り、エスパルテロス通り、マヨール通り、バイレン通りを通るマヨール広場までの行列に参加する何千人もの信者たちの集いの場となります。このイベントに参加することで、地元の文化、歴史、宗教に触れることができます。

この時期にしか食べられない、聖母マリアの置物が飾られた**「コロナ・デ・ラ・アルムデナ」**をぜひ味わってみてください。このレシピは1978年に、パティシエたちが聖母マリアに敬意を表して、伝統的なロスコ・デ・レイエスに似た新しいデザートを作ろうとしたことに由来すると言われています。

マドリードの観光バスに乗って、アルムデナ大聖堂やその他の街の象徴的な場所についてもっと詳しく知ることを強くお勧めします。大聖堂では、内部の見学ツアーも提供しており、オーディオガイドを利用して見学を充実させることができます。

10月末から11月初旬にかけて、マドリードの首都圏のいくつかの会場で、スーマ・フラメンカ・フェスティバルが開催されます。このフェスティバルには、毎年、全国から吟遊詩人、歌手、ダンサーが集まり、約200人のアーティストが舞台に立つのです。

スペインといえば、通常、タパス、おいしい料理、そしてもちろんフラメンコを思い浮かべます。このリズムは、スペインの音色、ダンサーたちの魔法、そして世代から世代へと受け継がれてきた多くの家族の伝統を世界中に広めてきました。

私にとって、これは一年を通してマドリードで必ず体験すべき芸術体験のひとつであり、遠くからこの街を発見しに来た人にとっては必須の体験であると言えます。

おすすめのショーをいくつかご紹介します：

• マドリードのコラル・デ・ラ・モレリアでのフラメンコショー—¥10,392から
• マドリードのテアトロ・フラメンコでのフラメンコショー—¥5,244から
• マドリードのトーレス・ベルメハスでのフラメンコショー—¥5,063から

マドリードの活気ある生活の特徴のひとつは、タパスを食べに出かけることです。あらゆる好みに合ったタパスがあり、それを味わうことは、美食の面だけでなく、社会的、文化的な面でも、それ自体がひとつのアクティビティとなっています。

街中のどのバーでも、ご自身でタパスを楽しむことができますが、最も伝統的な味を楽しめる、さまざまなタパスツアーも開催されています。

私が非常に充実していて興味深いと思う、2つのツアーをご紹介します。

• マドリードのタパスツアー—¥15,447から
• レティーロ公園とマドリードのタパスツアー—¥5,283

秋の終わり頃、マドリードはクリスマスシーズンを楽しむために変貌を始めます。

11月末にマドリードを訪れるなら、市内の各所に設置されるクリスマスマーケットを訪れ、街の主要道路に飾られ始めるイルミネーションを楽しむのがおすすめです。

月末から12月いっぱい、マドリードのプラザ・マヨールはカラフルな屋台が並ぶマーケットに変わり、住民や観光客は、この歴史的な場所で1世紀にわたって商品を販売してきた地元商人の経済を促進する、キリスト降誕のシーンを再現した飾りの置物、クリスマス用の楽器、イルミネーション、おもちゃなどを購入することができます。

毎年11月の最終金曜日、マドリードのクリスマスイルミネーションが正式に点灯されます。徒歩、観光バス、自転車で巡りながら、デザイナー、アーティスト、照明の専門家たちが毎年提案する、都市の芸術作品をお楽しみください。

ブラックフライデーのような伝統もマドリードでは行われており、11月の最終週は、セールを利用して年末の買い物を始めるのに、市内のショッピングモールを巡るのに理想的な時期です。

しかし、これらの特定の時期以外にも、ショッピングに関しては、マドリードには数多くの選択肢があります。ストリートマーケットから、高級ブランド店のあるショッピングモールまで。 こうしたプランがお好きなら、ぜひ訪れてみたい場所が、マドリード郊外にあるショッピングセンター「ラス・ロサス・ビレッジ」です。高級ブランド店や有名ブランド店が、大幅な割引価格で商品を提供しています。

屋外で、エレガントで魅力的な雰囲気の中、ショッピングを楽しみながら、美味しい食事も楽しめるので、そこを散策すること自体が、1日の楽しいプランになります。

舞台芸術の愛好家やファンなら、11月にはこの街が国内外の主要な演劇、ダンス、パフォーマンス作品で溢れかえることをご存じでしょう。

10以上の劇場と20以上の会場が、国際的に最も重要で待望されている演劇祭のひとつである秋祭りに参加し、最も革新的で力強い舞台作品を見ることができます。

ライブアート、没入型演劇、パフォーマンス、コンテンポラリーダンス、実験音楽、そして演劇、映画、詩のワークショップが、ほぼ1か月間、街中の各所で開催されます。

すべての公演情報をチェックしたい方は、マドリード自治州の公式ウェブサイトにアクセスして、収容人数、料金、スケジュールなど、詳細情報をご覧ください。

11月のマドリードでは、映画も重要な役割を担っています。スペインの首都を訪れる際には、最高の市内ツアーだけでなく、もっと異なる文化体験をお探しかもしれません。フェスティバル・エル・オホ・コホは、そのひとつです。

長編・短編のドキュメンタリーやフィクション、アニメーション、実験映画など、厳選された作品を集めたこの映画祭には、世界各国の監督たちが集まり、社会にとって大きな課題となる問題について議論を交わします。

映画祭は、フランス文化会館、キンタ・デル・ソルド、ファンダシオン・アクシオン・トリアンギュロ、その他の独立系映画館など、市内のさまざまな公共スペースで開催されます。

10月のもうひとつの必見イベントは、マドリード国際ジャズフェスティバルです。このイベントはジャズ愛好家のためのイベントで、コンサートだけでなく、写真展、上映会、講演会、専門書を取り扱うマーケット、音楽愛好家の交流会なども開催されます。

市内の劇場、独立系ホール、バーが協力し、このフェスティバルの会場となります。経験豊富なアーティストの演奏を鑑賞しながら、マドリードのジャズシーンで活躍する新進気鋭の才能も発見できる、このジャンルの豊かな音楽性を満喫できるフェスティバルです。

このフェスティバルの旗印の一つはインクルージョンであり、多くの会場は身体障害者や移動に制限のある方にも利用しやすいように整備されており、チケットも手頃な価格で入手できるため、ジャズを誰もが楽しめる体験としています。

年末の寒さが厳しくなるこの時期は、街が新たな姿を見せる絶好の機会です。

11月末から1月にかけて、コロン広場はマドリードの中心部に位置する巨大なアイススケートリンクへと変貌します。800平方メートルの広さで、あらゆる年齢層が楽しめる施設です。

このスケートリンクは、ハビエル・フェルナンデス・アイスリンクとしても知られています。ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、ハビエル・フェルナンデスは、スペインのフィギュアスケート選手で、世界選手権およびオリンピックの金メダリストであり、毎年この取り組みを推進しています。

さらに、入場料による収益の一部は、ダウン症の人々のインクルージョンと人権擁護に取り組む団体「ダウン・エスパーニャ」の活動を支援するために充てられています。

スケートを楽しみながら、DJセッションを巨大スクリーンで鑑賞したり、メリーゴーランドやマーケットでクリスマスのイルミネーションやカラフルな装飾をいち早く楽しむこともできます。

スケートリンクは月曜日から金曜日まで、10時から22時まで営業しています。チケットは会場でのみ販売され、先着順となるため、時間に余裕を持って来場してください。

11月になるとマドリードは寒くなり、体を温めたくなるでしょう。そんな時は、甘くてサクサクした揚げパン「チュロス」をお試しください。多くのマドリード市民が朝食や軽食、あるいは夜遊びの後の深夜の食事として好んで食べるものです。 もちろん、温かくて濃厚なチョコレートと一緒に食べるのが定番です。

このプランで、まるで地元民のような気分を味わえるだけでなく、街で最も象徴的なチュロス店をいくつか知ることができます。最も有名な店のひとつが「La Antigua 1913」で、100年以上の歴史を持つチュロスのレシピを継承しています。 現在はレストラン兼バーとして、朝食や軽食にぴったりの豊富なメニューを提供しています。

でも、どこに行っても、その体験はきっと満足できるはず。しかも、4 本のチュロスが 1.90 ユーロという、とてもお手頃なプランです。伝統を守るためにも、美味しいチョコレートと一緒に食べることをお忘れなく。

11月は寒さが始まりますが、まだ晴れた日を楽しむことができ、雨もあまり降りません。気温は13° / 6°C前後です。

街を散策したり、屋外イベントを楽しんだりするときは、十分に防寒することをお勧めします。間違いなく、マドリードを探索し、秋の魔法を楽しむのに理想的な気温の月です。