14 6月
日
•12:00
NRG Stadium • ヒューストン
14 6月
日
•12:00
NRG Stadium • ヒューストン
20 6月
土
•16:00
BMO Field • トロント
25 6月
木
•16:00
MetLife Stadium • ニューヨーク
14 6月
日
•12:00
NRG Stadium • ヒューストン
20 6月
土
•19:00
Arrowhead Stadium • カンザスシティ
25 6月
木
•16:00
Lincoln Financial Field • フィラデルフィア
4度の世界王者ドイツがNRGスタジアムに乗り込む。大舞台とトーナメントでの戦い方を知り尽くした、常連強豪国だ。その前に立ちはだかるのは、ワールドカップ初出場のキュラソー。カリブの小さな島国が、地元の才能とオランダ系ディアスポラを融合させ、恐れを知らないチャレンジャーとして世界に挑む。
ピッチ上の構図は実に明快。ドイツはボールを支配して主導権を握りたい。ムシアラ、ヴィルツ、キミッヒ、ハフェルツをライン間で自在に操り、パスワークと緩急で相手を押し込むスタイルだ。対するキュラソーは激しさとエネルギー、そして素早いトランジションで応戦。レアンドロ・バクナの決定力と、CONCACAFネーションズリーグやゴールドカップで鍛えられた組織力を武器に食い下がる。
もはや様子見している余裕のないグループステージでは、50:50のボール一つひとつが勝負を分ける。2018年、2022年と2大会連続でグループステージ敗退を喫したドイツは、名誉挽回に燃えている。一方のキュラソーは、「参加するだけ」のチームではないことを世界に示そうとしている。ヒューストンでこの試合を生観戦するということは、ピッチまでほんの数メートルの距離で全く異なるサッカー哲学のぶつかり合いを感じること。歓声が途切れないよう設計された開閉式屋根付きスタジアムの中で、その熱狂の渦に飛び込む体験だ。
ドイツの実績は圧倒的。4度の優勝、数え切れないほどの表彰台――それでも2大会連続でグループステージ敗退という屈辱を味わい、再び世界の頂点にふさわしい存在であることを証明しなければならない。チームの骨格には経験と攻撃的な才能が同居。ムシアラ、ヴィルツ、キミッヒ、ハフェルツといった選手たちは、欧州トップクラブで主力として名を馳せている。
一方のキュラソーは、2017年カリビアンカップ王者であり、CONCACAFの終盤ラウンドの常連国。いま、自国サッカー史上最大の瞬間を迎えている。ヨーロッパのリーグで地位を確立した世代の中で、レアンドロ・バクナが象徴的存在としてチームを牽引。ヒューストンでのドイツ対キュラソー戦は、歴史的強豪とワールドカップの新たなシンデレラが、屋根付きの満員スタジアムで激突するまたとないチャンスだ。
この試合をテレビの前だけで終わらせないで。自分の席をしっかり確保して、グループの行方を左右しかねない大一番の“生き証人”になろう。
NRGスタジアムは標準配置で72,220席を擁し、3層スタンドと開閉式屋根を備えたクローズドなデザインが特徴。暑さをしっかり遮りながら、まるで欧州のビッグクラブの本拠地のように熱気をピッチに閉じ込めてくれる。サッカー観戦に最適なのは低層サイド席で、メインスタンドに相当するエリア。もっとも声の大きいサポーターが集まるのはゴール裏で、上層階のリング席からはチームの戦術的な動きまで俯瞰して楽しめる。
ヒューストンでの公式グループチケット価格(カテゴリー別におよそ140〜410米ドル)と直近の為替レートを参考にすると、目安としては、上層リング(カテゴリー4)が約130〜180€、ゴール裏やコーナー(カテゴリー3)が約180〜250€、中層サイド席(カテゴリー2)が約250〜320€、そしてピッチ中央のプレミアムシート(カテゴリー1)が約320〜380€となる見込みだ。需要や対戦カード、販売フェーズによって変動するものの、現地でこのスペクタクルを確実に体感するための、おおよその価格帯として押さえておきたい。