スコットランドは、自らを再び欧州の主役へと押し上げたアイデンティティを引っ提げてボストンのジレット・スタジアムに乗り込みます。強度の高いフットボール、当たり負けしない中盤、そしてサイドを上下動するサイドバック。前線からのプレッシングをいとわず、激しいデュエル上等のスタイルで、ここ数年はユーロ本大会の常連になりつつある代表です。
ハイチはまったく違うサッカーを見せます。カリブらしい豊かなテクニック、ハイテンポなリズム、そして積極的に1対1を仕掛けるアタッカー陣。ゴールドカップではボール奪取から一気にカウンターへ出るスタイルで、格上と言われた相手を何度も驚かせてきました。両国の間にワールドカップでの因縁はほとんどなく、この一戦はまさに対照的なスタイルのぶつかり合い。プレミアリーグ的な組織力と強度を誇るスコットランドに対し、ハイチは自由度が高く、しかし同じくらい危険なひらめきで勝負します。ワールドカップのグループステージでは、勝ち点1つが決勝トーナメント行きか、敗退かを分けることも。約6万5,000人収容のジレット・スタジアムで、急勾配のスタンドに囲まれて観戦するということは、ピッチサイドのような距離感で、タックルの一発一発、チャンスの一つ一つを全身で感じるということです。
スコットランドは、過去に何度もワールドカップ本大会に出場してきた歴史ある代表で、近年は充実した世代を武器にユーロを舞台に再浮上しています。左サイドを統率するのはアンドリュー・ロバートソン、2列目からエリア内へ飛び込むスコット・マクトミネイ、そして中盤でエネルギーと得点力を兼ね備えるジョン・マッグイン。バランスの取れたタレントが揃っています。
ハイチは1974年のワールドカップ出場国であり、近年はゴールドカップでベスト8以上に進出し、紙の上では格上とされた相手を倒すなど評価を高めています。前線にはダッケンス・ナゾン、フランツディ・ピエロといった、フィジカルと裏への飛び出し、決定力を兼ね備えたストライカーたちが並びます。ボストンで行われるスコットランド対ハイチは、世界最大の舞台でもなかなか見られないカード。チケットをしっかり確保して、グループの行方を左右しかねない一戦を現地で目撃しましょう。
ジレット・スタジアムはサッカー開催時に約6万5,000席を誇り、複数のリング状スタンドでぐるりとピッチを囲む構造。陸上トラックはなく、イングランドやドイツの最新スタジアムのような、熱気がこもる“サッカー専用”の雰囲気が味わえます。ピッチサイドに近い低層メインスタンドは、グラスゴーやリバプールのメインスタンドに相当するプレミア感ある席。ゴール裏には最も熱いサポーターが集まり、上層階の席からは、チーム全体のポジショニングや戦術が俯瞰でよく見えるのが魅力です。
アメリカ開催のワールドカップ・グループステージの試合を想定した参考価格としては、スタジアム上部のエリア(カテゴリー4)が60~90 €前後、ゴール裏やコーナー付近(カテゴリー3)が120~200 €、メイン・バックスタンド中段(カテゴリー2)が200~320 €、そしてセンターライン付近のプレミアムシート(カテゴリー1)が320~450 €ほどのレンジになる見込みです。実際の価格は需要や対戦カード、購入タイミングによって変動しますが、目安としてこのあたりを押さえておけば、話題必至のスコットランド対ハイチ戦(ボストン)を見逃さずに済むはずです。