ハリー・ケインは、ヨーロッパの頂点で場数を踏んできた“世界王者”の切り札。最終ラインからじっくり組み立て、精度抜群のクロスを送り込み、相手エリアでの空中戦を支配してきたチームの先頭に立つ存在です。対するカーボベルデ代表は、いま世界で最もフレッシュなフットボールを体現する台風の目。成長著しく、守備は緻密でコンパクト。スペースを消してボールを奪い返すと、一気に加速するカウンターでアタッカー陣のスプリント力を爆発させます。
両者の直接対決はほとんど前例がなく、文字どおり一つひとつのプレーが初めて綴られる物語。わずかな気の緩みが命取りになるリーグ戦形式のグループステージで、イングランドはその圧倒的な格を示さなければならず、島国軍団は、すべてのボールに「これが最後」という覚悟で食らいつくことになります。
スリーライオンズことイングランド代表は、ロシア2018、カタール2022で世界最高峰の舞台を戦い抜いてきた強豪。エースストライカーのハリー・ケインに加え、ジュード・ベリンガム、ブカヨ・サカ、フィル・フォーデンを中心とした黄金世代が、まさに脂の乗りきった時期を迎えています。一方、大西洋の雄・カーボベルデは、アフリカネイションズカップでの快進撃を追い風に、結束の固いロッカールームと、一瞬で試合を決められる決定力抜群のストライカー陣を引き連れてワールドカップに乗り込みます。
歴史の重みか、それとも溢れんばかりの野心か。積み上げてきた実績か、一度きりのビッグチャンスか。テレビの前で眺めているだけではもったいない。今すぐチケットを押さえて、ワールドカップ本戦で繰り広げられるこのスタイルの衝突を、スタジアムで全身に浴びてください。