21 6月
日
•12:00
Mercedes-Benz Stadium • アトランタ
27 3月
金
•21:00
Lusail Stadium • ドーハ
15 6月
月
•12:00
Mercedes-Benz Stadium • アトランタ
21 6月
日
•12:00
Mercedes-Benz Stadium • アトランタ
26 6月
金
•18:00
Estadio Akron • Zapopan
15 6月
月
•18:00
Hard Rock Stadium • マイアミ
21 6月
日
•12:00
Mercedes-Benz Stadium • アトランタ
26 6月
金
•20:00
NRG Stadium • ヒューストン
スペイン代表は、2010年ワールドカップ王者としての風格と、大舞台の常連らしい落ち着きをまとってアトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムに乗り込んできます。長くボールを保持し、焦らず、細かいパスを丁寧につなぎながら、ライン間で才能が輝く――そんなアイデンティティを貫くポゼッションサッカーが武器です。対するサウジアラビア代表はまったく違う色を持つチーム。コンパクトな陣形で激しく寄せ、高い位置から勇敢にプレスをかけるスタイルは、カタールW杯でアルゼンチンを破る歴史的勝利を挙げたことで世界に知られました。両国の間には、ワールドカップで語り継がれるような“名勝負”はまだありません。そのぶん、この一戦はサッカーの「流派」のぶつかり合いとして楽しめます。クリエイティブなMF陣を軸にボールを支配するスペインと、走力とダイナミズムでスペースを突き、ミスを逃さないサウジアラビア。ワールドカップのグループステージでは、勝ち点1の差が命取り。早い時間の先制点も、ビルドアップでのワンミスも、ひとつのPKも、トーナメント表を大きく揺さぶります。可動式の屋根と360度ビジョンを備えたメルセデス・ベンツ・スタジアムで、この試合を約70,000人の観客とともに生観戦することは、90分間、音と色に包まれる“スタジアム体験”を味わうことにほかなりません。
カタールW杯2022でスペインはコスタリカを歴史的な大差で下し、ドイツとも互角に渡り合いながら、最終的にはモロッコとのPK戦で涙をのみました。新しいサイクルの中心にいるのは、中盤を支配するロドリ、ゲームを創るペドリとガビ、決定力のあるストライカーアルバロ・モラタ、そして一瞬で局面を変える若きウインガーラミン・ヤマルといったタレントたちです。一方、同じくカタール大会に出場したサウジアラビアは、当時の世界王者アルゼンチンを撃破するというインパクト抜群の勝利で、その勇敢なフットボールを世界にアピールしましたが、グループ突破にはあと一歩届きませんでした。成長著しい国内リーグからは、ドリブル突破と得点力を兼ね備えたサレム・アル・ダウサリやサレフ・アル・シェフリといったスターがチームをけん引します。アトランタで行われるスペイン対サウジアラビア戦は、ヨーロッパの強豪と、既に「ジャイアントキリング」で世界を驚かせたチームが激突する、またとないチャンス。スタンドからその瞬間を見届けるために、今のうちにチケットを確保しておきましょう。
メルセデス・ベンツ・スタジアムにはサッカー開催時で約70,000席が用意され、急勾配のスタンド、開閉式の屋根、そして上層スタンドをぐるりと囲む円形の巨大ビジョンが特徴です。陸上トラックのない、最新のヨーロッパ型スタジアムを思わせる造りで、ピッチとの距離も近く臨場感は抜群。低層サイドスタンドは、マドリードやミュンヘンのメインスタンドに相当するプレミアムなエリア。ゴール裏にはサポーターが集まり、熱気あふれる雰囲気を作り出します。上層スタンドからは、戦術的な配置やラインの押し上げなど、ピッチ全体の“絵”をクリアに見渡せます。ワールドカップのグループステージにおける一般的な価格帯をユーロに換算した目安としては、最上段エリア(カテゴリー4)が60~100€前後、ゴール裏やコーナー(カテゴリー3)が120~200€、中段サイド(カテゴリー2)が200~320€、ピッチ中央付近のメインスタンド(カテゴリー1)が320~400€ほどです。実際の価格は需要や対戦相手、購入タイミングによって変動しますが、「アトランタでのスペイン対サウジアラビア戦」を見逃さないために、動き出すべきおおよそのレンジとして押さえておきましょう。