14 6月
日
•15:00
AT&T Stadium • アーリントン (Arlington)
20 6月
土
•12:00
NRG Stadium • ヒューストン
25 6月
木
•18:00
Arrowhead Stadium • カンザスシティ
13 6月
土
•12:00
Levi's Stadium • サンフランシスコ
18 6月
木
•15:00
BC Place Stadium • バンクーバー
24 6月
水
•12:00
Lumen Field • シアトル
勝ち点がものを言うこの一戦は、単なるグループリーグの1試合ではありません。つまずけば決勝トーナメント行きが一気に遠のくサバイバルマッチです。オランダ代表は、後方から丁寧にビルドアップし、素早いボール回しと、わずかな隙も見逃さないウイングが持ち味の攻撃サッカーの伝統を引き下げて登場します。
一方のカタール代表は、2019年アジア王者であり、2022年にW杯初出場を果たした新鋭。自陣に人数をかける超コンパクトなブロックで守り、ボール奪取から一気にゴールへ向かう縦に速いスタイルで勝負します。両者はカタールW杯のグループステージですでに激突しており、その時はヨーロッパ勢が勝利。その記憶が、この「今度こそ負けられない」一戦に、さらにスパイスを加えています。
大混戦必至のグループで、ひとつの勝ち点が、突破を引き寄せも遠ざけもする状況。オランダは個のクオリティで主導権を握りたい一方、湾岸の刺客カタールは、文字通り「すべてのボールがラストプレー」のつもりで食らいつくしかありません。
2022年大会でベスト8に到達したオランダ代表は、守備陣を統率するフィルジル・ファン・ダイク、中盤でリズムを操るフレンキー・デ・ヨング、そしてセカンドラインからゴールを狙い続けるコーディ・ガクポといった豪華タレントを擁して今大会に乗り込みます。
対するカタール代表は、厳しいW杯デビューを経て「ここから本当の実力を示す」とばかりに、創造性あふれるアクラム・アフィフと、ゴール前で抜群の嗅覚を誇るアルモエズ・アリに期待を託します。テレビの前で満足してしまうのはもったいない。チケットを押さえて、現地スタジアムでオランダ対カタールという、まさに「合否がかかった最終テスト」の空気を全身で体感しよう。